株式会社 IMI CORPORATION
代表取締役 池原 紀夫 インタビュー
質問1. IMI CORPORATION とは、どんな会社でしょうか?
IMIは建築を生業としているけど、土建屋ではない!
小さくても質を誇り、さすがIMI!と評価される存在価値を目指しています。会社ロゴに始まり、名刺、ユニフォーム、ヘルメット、安全靴にいたるまで、こだわりを持っています。施工現場においては、仮囲い・建築看板にもデザイン性を持たせています。
現場は危険、汚い!を当たり前にしない!整理整頓をこころがけ、整然と片づけられている。それこそが安全の基本という教えがあります。「脚下照顧」靴を汚れたままにしない。靴を磨く心のゆとりを持つ人間であれ!を大切にしています。特に仮設トイレは、毎朝、掃除をするようにしています。形に残らない、地道な努力の積み重ねが、建築に対するIMIの想いであり、誇りだと思います。
質問2. IMIの最大の魅力とは、何でしょう?
人が魅力。いいヤツが揃っていますよ。
年齢も性別も育った環境も職種も違う人たちが、目的を共有することで仲間になります。志事(しごと)を進めていくうえで、楽なことばかりではありません。困難は必ず訪れます。仲間の痛みを自分のことのように感じ、親身に声をかけてくる仲間がいます。IMIの一員であることに、安心感とか働き甲斐を感じているスタッフも多いと思います。個性豊かなスタッフ…それが「いざ、という時の団結力」は感動ものですよ。
質問3. 社内報奨など、他にもいろいろな取組をされているようですが、その話を聞かせてください。
より良い信頼関係は、より良い結果につながると言うことを学び、それを信じて、実行しています。
「功績表彰制度」
人は褒められると嬉しいですよね。幹部がスタッフの良い所を取り上げて、推薦をするというしくみにしています。
悪い所を指摘するのは簡単だけど、常にスタッフのことを見ていないと良い所って探せないものですよ。
見てもらえているだけでも、上司、部下の距離は近くなると思います。毎月、全スタッフが参加する場で、賞状と金一封を添えて、表彰を行っています。小遣い程度の額ですが、みんなからの大きな拍手は、金額以上の大きな心理報酬となっていると思います。
「Good& New」
モノの捉え方のトレーニングになります。普段起こっている何気ない現象をどう捉えるか。その視点はとても大事。
それを行う際のルールはとても簡単。良い話題(Good)と新しい気づき(New)を発表しあうというもの。お互いの新たな一面が見えたり、話題のきっかけにもなりコミュニケーションUPにも繋がっているうえ、続けていくうちに良いこと探しが上手になってきています。
皆の(Good)と(New)をストックしたくて、社内サイトまで作りました。そのサイトを見るだけで、僕自身が癒されています。
年の初めには、IMI流にアレンジして「Good&New 私の幸せ発表会」というイベントを行っています。
質問4. IMI CORPORATIONの未来について
先代(創業者)から承継していきたいことは何ですか?
ズバリ「IMI ism」です!
2017年7月に、先代から 社長 を承継しました。
承継に至る2年前、先代と共にある研修に参加をして「企業経典」が必須であることを学びました。
(※注/企業経典とは…経営理念及び経営計画を達成する為の「日常の仕事に取り組む姿勢・考え方」であり、社長自身の「経営に対する姿勢表明」です。)
先代が大部分を仕上げ、意見交換をしながら1条から13条まで実に半年を掛けて完成しました。
IMI ismを全スタッフに発表したのは、2016年7月 経営計画発表会の時でした。それから1年足らずで事業承継に至ったことになります。急だったので、すごく困惑しましたけど…。IMI創業者としての魂が込められたIMI ism を全身全霊で承継する「決意」を固めて現在に至っています。出来る、出来ないではなく、「やるしかない!」の精神で向き合っています。
質問5. 100年企業を目指すにあたってどのような会社の未来を社員の皆さんと築いていきたいと考えていますか?
「企業は人なり」を地で行く会社をみんなで築いていきたいですね。
(※注/100年企業とは…年数を刻むことではなく、今後も長く継続発展していく企業になること。地域に愛される老舗企業。)
今の世代が良ければ良いのではなく、次もまた次の世代も世の中から必要とされる企業でありたいと思っています。その為には、人を繋いでいくしかない、新卒採用を意識したのは、この100年企業に起因しています。上司が部下に、先輩が後輩に、志事を通して様々なことを教えていくのですが、習うより教える方が学びになる。新入社員が「先輩」という立場になった時に、飛躍的に伸びます。新卒採用を継続して取り組んで行くことがとても大切だと感じています。
質問6. 今までもこれからも大切にしたいことは何ですか?
やり方ではなく、在り方!
ご指導いただいている経営コンサルタントとのお付き合いを通して、ある事に気づいたのです。
決算書には載っていない最も大切な財産、それは「信頼関係」であるということ。
信頼関係は数値化できない。だからこそ、常に意識してお互いのことを感じていないとすぐに崩れる、放っていたら、劣化してしまう。
信頼関係を構築して「絆」へ繋げていきたい。常にみんなと向き合える「心の在り方」を大切にしたいですね。
質問7. 社員への思い、これから入社してくる方々へのメッセージをお願いします。
全スタッフの物心両面の幸せの為に、命を懸けると決意して、社長に就任しました。
困難なこともあると思うけど、結果的に「IMIに居て良かった」と思える場面をいっぱい創っていきたいと思っています。
一人では出来ないと思うのでみんなを信じて、みんなの力を借りて、実現したいです。
IMIは建築を主体とした会社ですが、営業、企画、設計、施工、メンテナンス、家電販売、事務など、複数の業務があるので、この業務は嫌だということではなく、こんな業務も出来るんだ、やっていいんだ!くらいの気持ちで臨んでほしいですね。IMIで志事する!ことには違いがないのですから・・・。
質問8. どんな方に入社して欲しいですか?
素直な方がいいですね。感性があって、気配り、心配りを大切にできる方がいいですね。
いろんな環境で、人は育って(人格形成)いますが、IMI に入社したらIMI らしくなると思います。
IMI ism に共感できる方に入社して欲しいです。
自信なんか、無くっていい、自信は後で、つければいい!